ROMA VENETIA FIRENZE PISA NAPOLI POMPEI CAPRI

 

MILANO



北イタリア最大の都市・ミラノ。
ミラノ・コレクションで有名なこの都市は、
ファッション産業の中心地として、
数多くの有名ブランドを輩出しています。
堅実な北イタリアの人々は失業率も低く、
その中心地であるミラノは、
イタリアの経済を支えているといわれています。


私たちのイタリアの旅は、ここミラノが出発点でした。


   CASTELLO SFORZESCO

  スフォルツェスコ城は、ミラノ最大のルネッサンス建造物です。4隅の櫓を城壁がつなぎ、いかにも中世のお城〜という雰囲気が素敵です。
現在は美術館・美術学校・図書館として利用されています。
この壁面に規則正しく、無数の四角い穴があいているのが分かると思いますが、これは模様のように見えますよね。ところが、これは全て工事の足場跡なんだそうです。こういう残し方って粋ですね。

さて我々、ここで写真を撮っていましたら、非常にフレンドリーなおじいさんに遭遇。何でもメディア関係の仕事をしていて、日本にも来たことがあるとか。その方、日本語のヒアリングはほぼ完璧にでき、しゃべる方もかなりのもの。
多分、日本人観光客にはこうやって話しかけて、日本語使うようにしているんだろうなぁと思いました。

ちょうど帰ろうとしていた時に、騎馬警官に出逢いました。
カッコいい〜!
思わずパチリ。
この後、外に出てきた彼らと一緒に(?)記念撮影をしました。

 

 
          DUOMO    
 

  イタリア・ゴシック建築の最高傑作といわれるドゥオモ。ドゥオモはそれぞれの都市に必ずありますが、母なる教会という意味です。
このドゥオモはゴシック様式を守りながら、14世紀から19世紀まで500年がかりで造られたそうです。
教会としてはバチカンのサン・ピエトロ、イギリスの聖ポールに次ぐ世界第3位の大きさだそうです。(ガイドブックには2位と載っていたけど−どっちがホントかな?)
外装は尖塔と聖者像で飾られていますが、中央の尖塔には4mの黄金のマリア像が立っています。
中のステンドグラスもまた見事です。
このステンドグラスというのは、文字を読むことができない人たちにも聖書の教えを伝えるために造られたもので、その絵の1枚1枚が聖書に基づいています。
いろんな教会建築を見ましたが、やはり私はゴシック建築が好きなようで、このドゥオモはとっても好きな建築物の1つになりました。

 

   GALLERIA VITTORIO 
     EMANUELEU

  
  
  ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世−これはドゥオモ前の広場からスカラ座までを結ぶアーケードのことです。
天井はガラスと鉄でドーム型になっており、床にはモザイクと大理石が敷き詰められています。
ガレリアを中ほどまで進むと、十字型にアーケードが分かれています。その四方角部分を見上げると絵画が描かれていますが、それはヨーロッパ・アメリカ・アフリカ・アジアを意味している絵だそうです。
余談ですが、その絵画の下にプラダのお店があります。その対角にはマクドナルドがあるんですが、この店がまたシックでいい感じ。黒と金を使ったマクドナルドなんて、見たことなかったもの。
そういえば、ローマのマクドナルドは昔ながらの建物の中に入ってたなぁ。
ところ変われば、マクドナルドも変わるー

 

      この人物の像は台座に名前があるのですが、見えるでしょうか?
レオナルド・ダ・ビンチです。4人の弟子を従えたこの像は、スカラ座の方を向いて立っています。
背後に見える建物は市庁舎として利用されているマリーノ宮です。
この広場に来て、ここがスカラ座です―と言われた時には、この市庁舎の方がてっきりスカラ座だと思いました。スカラ座はいってみれば普通の建物で、こちらの方が華やかな感じがしたので(^。^)
スカラ座は2001年いっぱいで閉鎖し、改修を行うそうです。再オープンは2004年9月だということです。

余談ですが、このスカラ座角の信号。歩行者マークが出ているのが、何と7秒!すぐに黄色に変わってしまうのです。きょろきょろしながら渡ってると危ないですよぉ。

 

   SANTA MARIA
        DELLE GRAZIE

  この旅行の目玉の一つに「最後の晩餐」の鑑賞がありました。
いわずと知れたレオナルド・ダ・ビンチの最高傑作なので、美術の教科書などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
その絵画があるのが、ここサンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会。
教会本体は右手に見える茶色い建物です。
「最後の晩餐」は左手に見えるベージュの建物の中にあります。
この絵はもともとが食堂の壁の漆喰にテンペラで描かれたものであり、そのため保存に非常に気を使っています。最近修復を終え、より近代的な装置を駆使して、よい状態を保とうと努力しています。
まず、この絵を見るのは完全予約制。しかも1回の入場人数に制限があります。
時間になるまで扉は開かず、時間になったら出て行かねばならない。徹底しています。
が、それだけの値打ちはあります。
この教会は第2次世界大戦時に、イギリス軍によって爆撃を受けました。あちらこちらが崩壊し、食堂も崩れました。が、ちょうどこの絵の描かれていた部分の壁は奇跡的に無傷で残されていたそうです。
実際、今この絵を見てみると、周囲の壁は真っ白(新しい漆喰なので)で、残っていた部分というのが見事に絵の周囲だけだということがわかります。
「奇跡」というのは、こういう時に使う言葉なんだなぁと心から思いました。

キリストを真ん中に左右に6人ずつ弟子が座っているわけですが、私が感動したのはその表情や姿(これはこれで素晴らしいのですが)より、背景!その奥行きの描き方にはホント見惚れてしまいます。
この時代のちょっと前に遠近法が取り入れられ始めたということですが、それはそれは見事です。

 

ミラノはファッションの町だけあって、駅前に非常にユニークなものがありました。
それは『針のオブジェ』
北駅の前にあるのですけど、針にまきつく糸のオブジェが立っているんですよね。
で、少しはなれた噴水の中に糸の結び目(玉止め)があるんですよ。

ミラノは夜着いて、翌日の半日の観光のみだったので、
ぜひもう1回来て、ゆっくり見て回りたいなぁと思いました。

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