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FIRENZE


花の女神を語源にもつ、ルネッサンスの中心地フィレンツェ。
メディチ家が守った芸術に彩られた街は、天井のない美術館とまで称されます。

 
フィレンツェの町並みはラ・ベッラ(美女)と賞賛されます。
右の方に見えるのがドゥオモ。ドゥオモの端に見える四角い塔がジォットの塔。そして、左端に見えるのがヴェッキオ宮殿の塔です。
これはミケランジェロ広場からの展望。
ミケランジェロ広場はアルノ川南岸にある小高い丘の上にあります。中央にミケランジェロの「ダヴィデ」のレプリカが立っています。このレプリカは青銅製なので、青いダヴィデです(^。^)。

 

      フィレンツェのシンボル―ドゥオモ。
このドゥオモはサンタ・マリア・デル・フィオーレ(花の聖母寺)とも呼ばれています。
白・ピンク・緑の大理石で作られており、その華麗さには目を見張ります。
イタリア・ゴシック建築で15世紀中ごろに完成しました。
この写真に見えるクーポラは直径43m高さ100mで、そこにはジョルジョ・ヴァザーリによる『最後の審判』のフレスコ画(なんと4000平米!)があります。
このドゥオモの裏手には付属博物館があり、ミケランジェロの未完の『ピエタ』が納められています。

 

       これはサン・ジョバンニ洗礼堂にある『天国の門』です。
サン・ジョバンニ洗礼堂はエトルリア人の征服記念に建てられたもので、フィレンツェ最古の建築物の1つです。
八角形の建物で中世トスカーナ・ロマネスク様式の代表作とされています。
しかし、この建物を有名にしているのはその3つの青銅製の門扉に施されたレリーフの存在です。
中でもロレンツォ・ギベルティが担当した東の扉はミケランジェロによって『天国の門』と讃えられました。27年かかって旧約聖書を題材とした彫刻がなされました。
この写真のものはレプリカで、オリジナルは上で書きましたドゥオモ付属博物館に納められています。
サン・ジョバンニ洗礼堂はドゥオモの真ん前にあります。

 

  フィレンツェ最古の橋―ヴェッキオ橋。
アルノ川の一番狭い場所にかけられています。
1500年代には精肉店が、今は貴金属店が軒を連ねています。2階建ての橋で趣深いです。
この写真はウフィツィ美術館への入り口前あたりで撮ったものです。

 

   

   この両側がウフィツィ美術館です。
   ここを抜けるとシニョーリア広場に出ます。
   先に見えているのは、ヴェッキオ宮殿の塔
   です。94mもあるそうです。
   シニョ―リア広場では、サヴォナローラの焚
   書(ルネッサンスの貴重な作品を燃やして
   しまった!)や彼自身の火刑も行われまし
   た。

  ウフィツィ美術館。
ルネッサンス絵画の集大成ともいえる美術館。私たちはホントにメインの絵画だけを駆け足で見て回ったという感じでした。
もっとゆっくり見たかったというのは本音です。なんたってトイレに行く時間を惜しんでも…って状態だったのですから(^^;)
見た絵画について解説(ガイドさんに聞いたことですが)興味ない人は飛ばしてください。

@チマ・ブーエ『荘厳の聖母』
  13世紀の絵で少し表情をつけることに成功して
  いるあたり、ルネッサンスの先駆という感じだ
  そうです。この方の弟子がジォット(鐘楼を作っ
  た方)。
Aジェンロ『サン・ロマーノの戦い』
  フィレンツェVSシエナの実話を描いたものだそ
  うです。遠近法が取り入れられています。逃げ
  る馬のお尻が可愛い―なんて言うと叱られそう
  ですが(^^;)
Bフィリッポ・リッピ『聖母子と二人の天使』
  ゆるやかな曲線で衣装が描かれ、立体的にな
  っています。
Cボッティチェッリ『ヴィーナスの誕生』
  いわずと知れた名画。新プラトン主義(現実か
  ら目を背け、精神的・幻想的な神話の世界へ)
  の典型と言われています。
  油絵がまだ存在しない時期で、顔料に卵白を
  混ぜて光沢を出したそうです。
Dボッティチェッリ『春』
  この美術館の中で一番好きな絵です。
  ラ・プリマヴェーラ―この響きも好き。
  三美神は女性の(左)愛情・(中)知性・(右)美
  を表しています。
  地面にはお花畑が描かれていますが、190種
  確認され、そのうち130種は現存するものだと
  いうことです。
Eレオナルド・ダ・ヴィンチ 『東方三賢王の礼拝』
  この絵は『最後の晩餐』より前に描かれたもの
  ですが、すでに遠近法が取り入れられていま
  す。
Fレオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』
  20歳頃描いたものだそうです。ぼかし画法(遠
  近感)・明暗法が取り入れられています。大天
  使ガブリエルの羽が非常に精巧に描かれてい
  ます。
Gダヴィンチ&ヴェロッキオ『キリストの洗礼』
  ヴェロッキオはこの絵でダ・ヴィンチの素晴らし
  さに敬服し、以降筆をとらなかったそうです。
Hミケランジェロ『聖家族』
  彫刻作業から出た絵の画法で、非常に筋肉質
  な身体になっています。
Iラファエロ『ひわの聖母』
  24歳の時に描いたもの。ダ・ヴィンチの影響を
  受け、ぼかし画法を使っています。
Jラファエロ『レオ10世』
  メディチ家初のローマ法王の肖像画。黄金の玉
  には窓が写り、大変写実的です。
Kティツアーノ『ヴィーナス』
  どこにいてもこちらを向いているような描き方が
  なされています。足元の子犬は忠実のシンボ
  ルとして描かれているのだそうです。ルミニズ
  ムといわれる光と影の使い方に工夫を凝らした
  描き方がとられています。

行けるものならもう1回行きたいですが―個人では入るのが大変だろうなと思いました。

 

 
  ヴェッキオ宮殿。現在は市庁舎として利用されています。
宮殿前にはダヴィデ像のレプリカが立っています。このダヴィデ像―昔美術の教科書で見た時に「なんて綺麗なんだろう」と感動したものですが、じっくり見ると頭がちょっとでっかいかなぁって(^。^)
この本物はアカデミア美術館に納められています。レプリカは2体見たけど、本物は見れなかった(T_T)。やっぱ本物はちがうだろうなぁ。見たいなぁ。

余談ですが、この写真の反対側にはベンベヌールト作のペルセウスのブロンズ像があるのですが、これがまたカッコいいんです!
このレプリカ・ダヴィデよりうっとりでした。

 

   
  サンタ・クローチェ教会。
14世紀末に完成したフランチェスコ修道会の教会。この美しいファサードは19世紀に付け加えられたそうです。
この教会はミケランジェロ・ダンテ・マキャベリ・ガリレオ(教科書でおなじみの名前ばっかし(^。^))の墓碑があることでも有名です。

この教会は実は見学コースには入っていなかったんですね〜。この近くにある免税店に入ったんですが、買い物もせずに外に出てきて、ここらをうろうろしていたのでした(^。^)


フィレンツェは美しい街だということだったので、
それはそれは楽しみにしてきたのですが、
どうも期待はずれという思いが未だにしています。
というのも、フィレンツェの中心部分じゃなくて、
裏あたりをバスで走ったせいでしょうね。
しかも、町並みをゆっくり散策している暇もなかった(^^;)
フィレンツェの名誉挽回(?)のためにも
やっぱりもう1回行かないといけないなぁ〜
と思っております
(行けるんかい!?)



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