熊野
2000AUTUMN
熊野本宮と熊野古道
熊野川に沿って、新宮から内陸部へ。
1時間ほどで本宮町へ。
全国熊野神社の総本山。158段の石段を登って、本宮へ。 石段の左右には杉の木立が立ち並び、荘厳な雰囲気を醸し 出しています。 本宮の社殿部分は撮影禁止ですので、写真はありません。 左から熊野夫須美大神(イザナミノミコト)、熊野速玉大神(イ ザナギノミコト)、家津美御子大神(スサノオノミコト)、天照大 神(アマテラスオオミカミ)という順番で祀られています。主神 はスサノオノミコトです。 本来は現在『大斎原』と呼ばれる地にあった本宮ですが、明 治22年の大水害で流され、現在の場所に移されました。大 斎原には、現在33mの大鳥居建設中です。 |
熊野古道です。 といっても、これは熊野本宮石段横に並んで作られています。 石の組み方が、とっても趣き深くて喜んでいたんですが、やはりなかなか に急坂です。 最初、ここから下に向かって歩いていたんですが、下の土産物屋のおじさ んに尋ねたところ、本宮まであがり、そこの裏から山の方に伸びていると のコト。 雨もぱらぱらと降り出し、ちょっと山歩きにはやだなぁとおもう天候ですが、 ここで行かなきゃ来た意味がない! そのお店で傘を買い、いざ行かん。 熊野古道歩きに出発。 ただ、時間がないので1時間歩いたら、そこから引き返すというルートでし た。この熊野本宮から続く道は、熊野本宮のすぐ裏手にある祓戸王子から 伏拝王子までが、道も整備されているし、お手軽に歩けます。約2時間。た だ、そこから本宮まで戻ってこないといけませんが…。 |
熊野古道には99の王子跡がありますが、この王子というのは休憩所や道 しるべの役割を果たしていたそうです。 本宮町にある王子跡は「猪ノ鼻」「発心門」「水呑」「伏拝」「祓戸」「湯峰」で す。 この写真は「祓戸王子跡」。 本宮の社の左手から裏側に抜けると、300mほど歩いたところにあります。 ここは休憩所や道しるべというよりは、ここまでの旅のほこりなどを払い、本 宮へ参るための準備をする場所だったそうです。 今では、小さなお社があり、その説明書きがしてあります。 伏拝王子まではたどり着けませんでしたが(途中の道が雨でどろどろになっ ていて、少々危なかったので、少し早めに引き返したので)、伏拝王子は高 台にあるらしく、そこからはるか大斎原が見下ろせるそうです。 その体験を少しでも味わおうと、途中にある見晴台に上がりました。 はるか遠くに見える大鳥居、その背景の山々と相まって一幅の山水画のよ うでした。 |
熊野古道は石畳もいいですが、こういう土の道の方が普通です。 ただ、とても整備されていて歩きやすいです。 杉の木立がやっぱりとってもいい感じです。 500mおきに「熊野古道73」というような感じで、標識?が立っています。 目安にちょうどよかったです。 あと、具合が悪くなったり困った時には―ということで、本宮の役場や消防 署の電話番号を記した看板なんかもありました。 でも、この日。 天気が悪かったっていうこともあるんだろうけど、私たちが歩いていた2時間 弱の間に、古道で出会った人はたったの4人。 薄暗いし、ホント何か出そうという雰囲気がなんともいえませんでした。 何かでそうの、何かが問題なんですけどね(^O^)。 昔の人はこんなところを通っていたんだなぁと思うと感慨深かったです。 |
熊野古道駆け足の旅。 往復で2時間弱の山歩きは楽しかったですが、やっぱり日頃歩いていない分、見晴台に上がろうとするだけで 息も思いっきり上がってました。 天気が悪くなければ最高だったのになぁ〜。 今度は天気のいい時に、もう少したくさん歩いてみよう。 下りてきて入った茶屋で、栗ぜんざいを食べました。塩昆布もおいしかったなぁ〜。 15時ちょっと前のバスで新宮市に戻りましたが、このバスがなかなかすごい。 やっぱり山道だし、川に沿って走っている道路なので、ゆれるゆれる。 箱根から小田原に下りた時のバスのゆれに匹敵するゆれを楽しめました。 って、疲れてたせいか、ここちよい振動に熟睡しておりました(^O^)。 でも、この本宮までの道は熊野川沿いを走っているのですが、この熊野川がいいですねぇ。 上から覗き込んでも、その水の透明度がわかります。 青というか、緑というか、なんとも幻想的な色合いの川の水の色に見とれておりました。 雨はまだ降っていたのですが、帰りの電車の時間まであと1時間半ほど。 こりゃ、三山制覇だということで、次は熊野速玉神社へ。 |
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