ANTWERPEN

BRUGGE

BRUXELLES


ANTWERPEN







  アントワープはスヘルデ川の河口に位置する港町です。これはその港の様子。
しかし、ここに降り立った時の印象はとにかく「寒い!」の一言につきました。まぁ、私はそれでも何とか耐えられましたが(寒さより暑さの方により弱いので)、半袖ではきつかった。夏とはいえ、ヨーロッパでも北の方は寒さ対策も必要ですね。

アントワープが港町として栄え始めたのは15世紀のことだそうです。イングランドがヨーロッパ各地への輸出拠点としてここを選んだことからスタートしました。
現在でもブリュッセルに次ぐ経済の中心として栄えています。



     


  アントワープといえば、ノートルダム大聖堂。ベルギー最大の教会です。中央に見える塔の高さは123m。
この日は8月15日「聖母被昇天祭」でした。ゆえに、この大聖堂の鐘がずっと鳴り響いていました。それはそれはすごかった。
耳がうわんうわんいってましたもの(^。^)

前の方に見える(ちょっと見難いケド)青銅の像はルーベンスの像です。ノートルダム大聖堂内にあるルーベンスの絵画についての話は下ですることとして、まずはルーベンスについて。
北方バロックの代表的な画家として、数々の作品を手がけたルーベンスは、このアントワープに住んでいました。現在、この家は観光名所として開放されています。
彼が暮らした時のインテリアが再現されています。






  ルーベンスの名作「キリスト降架」。ノートルダム大聖堂内の南側翼廊にあります。
高さ4.2mの三連祭壇画なのですが、この絵は絵自体の素晴らしさとともに、あることで大変有名です。
それは「フランダースの犬」。
アントワープ近郊のホボケン村から、ネロはパトラッシュとともにアントワープまで牛乳配達に行きました。ネロは絵が大変好きな少年でしたが、彼の家はとても貧しい。そして最後には…。
子供向けの物語で読んで、世界名作劇場(アニメ)で見て、何度でも涙したこのお話のラストシーンで出てくるのが、この「キリスト降架」の絵なのです。ネロが見たいと切望し、その前で息絶えた、あの絵です。
そう思ってみるから、余計に素晴らしいと感動しますね。

余談ですが、このフランダースの犬という話は日本で大人気であったため、ホボケン村では日本語の小冊子を用意しているそうです。でも、そこにあるネロとパトラッシュの像はなぜか不人気だとか。理由はパトラッシュが可愛くない(^0^)ことにあるらしいんですけどね。どうもアニメの絵のパトラッシュのままを想像していく人が多いようで。


ノートルダム大聖堂内には、この絵のほかに、高祭壇の「聖母被昇天」北側翼廊の「キリスト昇架」第2礼拝堂の「キリスト復活」とルーベンスの作品があります。

 

BACK







SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送